タンパク質の必要性
タンパク質と筋肉の関係性
人のカラダはタンパク質でつくられています。スポーツ選手のパフォーマンス向上だけではなく、健康的な生活を営むためにはこのタンパク質が材料となる筋肉が重要です。
では、筋肉量を維持するためにしなければならないと思うことはどんなことでしょうか?
様々な方法がある中で、筋力トレーニングなどの運動もその一つです。
筋力トレーニングを行う場合それとともに筋肉の材料となるタンパク質をしっかりと食事から補うことが欠かせません。
今回はタンパク質と筋肉の関係性を解説します。
筋肉を維持するための栄養補給
毎回の食事でタンパク質を摂取する
人のカラダは一度に大量のタンパク質を代謝することはできません。そのため、一日に必要な量を3回の食事または補食をふくめた4~5回の食事に分けてタンパク質を補給します。
食事で摂ったタンパク質が必ずすべて筋肉につかわれるわけではありません。タンパク質は皮膚や臓器、細胞など、人体の多くを構成し、常に一定量を必要とされています。
コンスタントに補給することを心掛けましょう。
動物性タンパク質と植物性タンパク質を組み合わせる
肉、魚、卵のような動物性タンパク質には必須アミノ酸をバランスよく含んだ良質なタンパク質が多いため、意識して摂る必要がありますが、脂質などの摂取過剰にならないように、大豆製品などの植物性タンパク質を組み合わせて摂取することを心掛けましょう。
動物性タンパク質、植物性タンパク質については、こちらで詳しく解説しています。
調理する手間がない場合でも、湯豆腐や温泉卵など、簡単に組み合わせてとることもできます。
タンパク質補給のタイミング
就寝前
就寝前にプロテインを摂取するのが効果的な理由は、成長ホルモンが影響しています。
睡眠をしている間、人間の体には多くの成長ホルモンが分泌されています。
成長ホルモンとは脳下垂体から分泌されているもので、体の機能をコントロールする役割や筋肉量を増やす役目を担っています。
そして、成長ホルモンが活発に機能しているときにタンパク質を補ってあげると、さらにタンパク質の吸収を高めることができます。タンパク質の吸収を高めると、筋肉量を増やすことにつながります。
タンパク質は肉や魚などの食品から摂取できる栄養素ですが、足りない場合に手軽に補えるものがプロテインです。就寝前に肉や魚を食べるのは現実的ではないので、プロテインを活用すれば手軽に筋肉量を増やすことができますね。
起床後
朝は、体の中から水分や栄養素などが枯渇してしまっている状態です。筋肉を大きくする役割を持つタンパク質も同様に欠乏しています。その状態でプロテインを摂取すると、効率的なからだづくりに役立つのです。
しかも、睡眠中に多く分泌される成長ホルモンは、タンパク質を利用して体の修復を行っています。筋肉の痛みや体の疲れが朝起きるとなくなっているのは、成長ホルモンやタンパク質のおかげなのです。したがってタンパク質は朝、体の中からきれいになくなってしまっているのです。
体にとって大切なタンパク質。毎朝補給する必要があります。